3次元統合CAD/CAMシステム「CADmeister」の新バージョンV11.0を2016年7月下旬から販売開始します。 「CADmeister」は2005年7月に販売を開始し、これまでに国産唯一の3次元統合CAD/CAMシステムとして金型メーカーを中心に1,000社以上で採用されてきました。 今回リリースするV11.0では、操作性の改善を中心にCAD基本機能であるモデリング機能から金型設計支援機能、そしてCAM機能を強化しています。また、CADmeisterを同時に2つまで起動させることで別のデータを参照しながら新たな設計を行うことや、面要素選択時にプリセレクト(選択)された部分をシェーディング(注1)表示することで視認性を上げるなど、多くの操作性の向上を実現しています。 「CADmeister V11.0」で強化された主な機能は以下の通りです。
<モデリング機能> フィレット(注2)合流部などのシワや折れが生じた部分を整形する、フィレット面整形機能(特許出願済、特願2016-110066, 67)を提供。 CADmeister V11.0 モデリング機能イメージ STL(注3)と立体の集合演算機能や、STLを曲面でトリムする機能を含め多くのSTL編集機能を改善。 <金型設計支援機能> 樹脂金型向けに水管回路ライン作成機能や樹脂の流動解析と連携した冷却解析、プレス金型設計向けに見込み機能強化やダイ・レイアウト時の余肉面作成機能などを強化。 <CAM機能> スキャン(走査線)加工における複数加工領域指示の機能拡張や等高加工の工程作成の自動化、等高加工の接近離脱動作で経路をオーバーラップさせることで、アプローチ位置でのカッターマークを抑える機能などを強化。 3Dプロファイル加工では、切削体積に応じて加工の送り速度を自動調整する加工負荷減速機能により、3Dプロファイルの無人加工を実現。